どーも!おたつです。いつも見ていただきありがとうございます。
今回紹介するのは、Kiwi Earsから新しく登場する「Halcyon(ハルシオン)」になります!これ、実は2026年4月末にKickstarterでキャンペーンが開始されている、まだ一般には出回っていない最新モデルなんですが……Linsoulさんから送っていただきました!
結論…これかなり好き。MEMSのヤバさを体感できます。
今回はこの最新モデルをいち早く皆さんにそのポテンシャルと「ゲーミング用としてどうなのか?」しっかりお伝えできたらと思っております。
当記事の執筆にあたって、Linsoulさんからサンプルをいただきました。
※私のブログやYouTubeチャンネルでは、音楽用のイヤホンをゲーミングイヤホンとして、FPSゲームで快適に使えるのか検証しております。
Kiwi Ears Halcyonとは?

最大の特徴は、世界初となる「MEMS + 1DD + 3BA」という、なんだか凄そうなトライブリッド構成です。「MEMSって何?」ってよく質問をいただくのですが、要するに、従来のコイルや振動板を使わない、半導体技術を使った次世代の超小型・超高速ドライバーのことですね。
これが搭載されることで、超高解像度な音が鳴らせるんです。音楽鑑賞はもちろんですが、ゲーミングにもガチで対応する次世代のIEMとなる存在だと思っております。
内容物チェック

まず驚いたのは、CNC加工されたアルミニウム製ハウジングの質感の高さです。人間工学に基づいたデザインが採用されていて、長時間のゲームプレイでも耳への負担が少なそうなのはかなり良い感じですね。これだけドライバーが入ってるのにかなり小さい筐体なんですよ。
内容物に関してはケーブルは最近のプラグ交換式で3.5mmも4.4mmも使えるのでヨシ。
ただ、イヤーピースがショボいです。液体シリコン系入れてくれても良かったのになと。
Kiwi Ears Halcyon【評価】

Kiwi Ears Halcyon の性能を、主要な評価項目ごとに5段階(1:悪い – 5:非常に良い)で評価しました。 FPSゲームでの使いやすさがメイン評価になりますが、ぜひ参考にしてみてください。
| 評価項目 | Kiwi Ears Halcyon |
|---|---|
| 解像度(どれだけ細かく表現できてるか) | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 低音 | ⭐⭐⭐⭐ |
| 中音 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 高音 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 分離感(音数が多くても聞き取れるか) | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 見通しの良さ(音の隙間に余裕があるか) | ⭐⭐⭐ |
| 音の立ち上がり/抜けはFPSゲームに適切か | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 音の輪郭をハッキリ感じ取れるか | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 聴いてて疲れないか(長く使い続けられるか) | ⭐⭐⭐⭐ |
| 音場(空間の表現はFPSゲームに適してるか) | ⭐⭐⭐⭐ |
| 定位感(敵の位置/方向をしっかり把握できるか) | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 音から感じ取れる遠近感(足音の距離判別ができるか) | ⭐⭐⭐⭐ |
| 違和感のない音の認識(自然な感覚/意識で索敵ができるか) | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 装着感(万人の耳にフィットしそうな形状か) | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 充実した内容物(セット内容だけで完結可能か) | ⭐⭐⭐⭐ |
| コストパフォーマンス | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
約50,000円クラス評価 / 100点満点中 / 92点
(内訳☆評価表80点☆好み点20点)
メーカー公式情報では「サブベースを強化した、スタジオモニターのようなニュートラルなチューニング」と言われてますが、マジでそのまんまです。期待を裏切らない音かと。
低音域
まずは低音。ここがFPSにおいて非常に絶妙で。サブベースがかなり協調されるので見通しや分離が悪いのか?と思いきや…他の音域に被らない不思議な感覚で聴けます。
タイトな低音で音が浮かびづらいので「遠くの爆発音」や「地響き」みたいな音は迫力満点に鳴るのに、全体のクリアさは失われないです。浮かんでも消えていくのが早いので気にならない。
ただ、ゲームにおいてここまで重低音は必要ないと思います。性能でカバーされてる感。
中音域
続いて中音ですね。スタジオモニターのような音と言うだけあり、めちゃくちゃ自然でクリーンなサウンドです。癖がない感じが良い。
全体的に低音が強いのですが、それに被らずボーカルや楽器の音が正確に聴こえるので、ゲーム中の味方のボイスチャットがスッと耳に入ってくる感じですね。ボーカルの距離感も丁度良く、とても聴きやすいです。
高音域
ここがこのイヤホン一番の売りかと。やはりMEMSドライバーは素晴らしい。ESTやピエゾみたいに変な静電気帯びてないし…私のような敏感体質でも気になりませんね。
音のスピード感と解像度がほんとに高いです。人間の耳に合わせた正確なピークを把握されており、刺さる感じはゼロ。自然にスッと消えていく上品さが良いですね。銃声の甲高い音や、リロード時の金属音はしっかり強調されて聴こえるんだけど、刺さらずに耳へ優しく届きますね。
音場(空間表現)と定位(FPSゲーミング評価)

さて、今回も上流は2種類を使って聴き込んできました。フルでHalcyonのスペックを活かしたいのであればK9 PRO一択かもしれませんが、余計な音が浮かび上がりまくるのでゲームにはそこまで向かないと考えます。
逆にZ1(MUSES01)であれば余計な部分が落ち着いて分析的にも聴きやすくなるので、ゲーミング用途ならZ1(MUSES01)一択でしょう。相性も良いと思います。なのでこれから話す評価はZ1で使った前提で聞いて下さいね。
さて、評価していくと…空間はあまり広くないので密集感はあるのですが、レイヤー分けが絶妙です。カリっとした音なのも合わさって、音の余韻が残りづらく、しっかり一音一音聞き分ける事ができます。kiwiearsさんは技術力高いですからねえ。
ゲームにおいて不要な反響はゼロ。スッと音が消えていきます。低音にやや弾力(浮かび上がり)を感じますが、混在しないのでここも気にならない。
競合になるであろうEP321 MEMSと比べると、やはり見通しの良さの部分で劣りますね。ただ、重低音や低音の音像はHalcyonの方が捉えやすいです。個人的に好きな空間表現はEP321なのですが、モニターライクな空間で索敵をしたい方はHalcyonを好むと思います。
音楽的な要素も含めるとチューニングの完成度は圧倒的にHalcyonが強いです。つながりが自然で少し滑らかな音、誰もが聴きやすいサウンドに仕上げてきてますからね。
EP321 MEMSの音を突き詰めるとおそらく完璧なゲーミングイヤホンが出来ると思うのですが…
音楽的な良さとFPSゲーミング的な良さは真逆だと考えてますから。EP321 MEMSの音楽だと少し不完全な感じがFPSでは使いやすいみたいなね。
私はゲーマーなので音楽的な進化よりもゲームに向いてるかが重要なのですが、これからどんどんMEMS搭載イヤホンは進化していくのだと思います。
話を戻して…FPSの激しい交戦状態でも、分離感と正確な定位は味方してくれますよ。広くはない空間ですが、敵の足音をしっかり把握できます。遠近感は空間の問題でやや慣れ次第ってところでしょうか。モニターイヤホンほど密集感はないのですが、それに近い感覚で索敵をしたい方にオススメです。

久々のAPEXでしたが索敵◎です
もちろん他のゲームもいけます
低音、重低音の迫力も重視してチューニングの完成度を求めてる方はHalcyon。逆に見通しの良いクリアな空間を体験したい方はEP321 MEMSという選び方になると思います。
Halcyonは音楽もゲームも高水準で万能にこなせるイヤホンで間違いないです。
良い点/気になる点

良い点
- 革新的なドライバー構成による分離の高さ
MEMS、DD、BAのいいとこ取り。全帯域で歪みがなく、高解像度且つ分離の高いサウンド。 - 汎用性の高いチューニング
ニュートラルで正確な音でありながら、サブベースの迫力も両立。音楽はもちろんFPSゲーミングまで、幅広い用途に対応可能。
気になる点
- あまり空間が広がらない
これは私の好みになってくるのですが、もう少し見通しの良い空間で音を聴きたいです。
おそらくそれもMEMSを使えば解決するんだろうなと思ってます。いろんなチューニングのイヤホンが今後出てくるのを期待したい。 - 駆動力が必要
環境の整ってない人が始めに買うイヤホンとしては予算高め…
最低でもスティック型のDACくらいは用意しないと本領発揮は無理だと思います。
こんな人にオススメ(まとめ)

ここまでお疲れ様です。
Kiwi Ears Halcyonは「最新テクノロジーであるMEMSドライバーの超高解像度サウンドをいち早く体験したいオーディオマニア」から「音楽鑑賞からFPSゲーミングまで、これ1台で高品質に完結させたい人」に間違いなくオススメできる製品だと考えます。
モニターライクな正確さを求めつつも、低音のスカスカ感は嫌で、映画の爆発音のような迫力あるサブベースもしっかり感じたい…そんな欲張りな方に理想のイヤホンじゃないでしょうか。この水準のイヤホンは中々発売されないので、初MEMSとして購入する価値はあると思います。
気になった方は、Kickstarterキャンペーンをぜひチェックしてみてください。















