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マウスパッドメーカーのイヤホンは強いのか?【Padsmith Gaming IEM レビュー】

どーも!おたつです。いつも見ていただきありがとうございます。

今回紹介していくのはPadsmith Gaming IEMになります!ゲーム周辺機器を販売するメーカーが製作した物になります。昨年話題にはなってたのですが、体調の問題もあり、使うことが出来てませんでした。

既に所持されてる方も多い製品かもしれませんが、私なりの解釈で評価していきたいと思います。

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気になるお値段とPadsmith Gaming IEMの魅力とは?

さっそくですが、このPadsmith Gaming IEM、どんなイヤホンだと思いますか?実はこれ、マウスパッドで有名なPadsmithが手がけた、初のインイヤーモニター(IEM)なんです。マウスパッドの会社がイヤホン?と 思うかもしれませんが、これがまた驚くほどの実力を持っているんだとか?

気になるお値段は、日本だと17,500円くらいで手に入ります。この価格帯で、どんなすごい音を聴かせてくれるのか、どこまで通用するのか気になるところですね。

Padsmith IEMの最大の特徴は、「ダイナミックドライバー」と「マイクロプレーナードライバー」という、ちょっと難しい名前の二つの技術を組み合わせていること。例えるなら、力持ちでパワフルな低音が得意な「ダイナミックドライバー」と、繊細でキラキラした高音を表現する「マイクロプレーナードライバー」がタッグを組んで、最高の音を届けてくれる、といった感じでしょうか。

小さな平面ドライバーを採用したイヤホンは今まで何度か使った事ありますが、この組み合わせがゲーミングに合う物なのかは未知ですね。

開封の儀!内容物をチェック

まず目に飛び込んでくるのは、Padsmithのロゴが入った大きめのハードケース!これがまたしっかりしていて、IEM本体はもちろん、ちょっとしたスティックDACなんかも一緒に入れられちゃいます。

そして、シリコン製イヤーチップが3種類(S/M/L)。イヤーチップは専用の小さなケースに入っているので、なくす心配もありません。

IEMと接続するケーブルももちろん付属しており、3.5mmのみでしか使えませんが、取り回しなどは良好です。

Padsmith Gaming IEM の評価

イヤホン性能評価表

Padsmith Gaming IEM の性能を、主要な評価項目ごとに5段階(1:悪い – 5:非常に良い)で評価しました。 FPSゲームでの使いやすさがメイン評価になりますが、ぜひ参考にしてみてください。

音の印象: 暖色寄りで全体的に癖のない音だが、ドンは強い。バランスタイプ。
評価項目 Padsmith Gaming IEM
解像度(どれだけ細かく表現できてるか) ⭐⭐⭐
低音 ⭐⭐
中音 ⭐⭐⭐
高音 ⭐⭐⭐
分離感(音数が多くても聞き取れるか) ⭐⭐⭐
見通しの良さ(音の隙間に余裕があるか) ⭐⭐
音の立ち上がり/抜けはFPSゲームに適切か ⭐⭐⭐
音の輪郭をハッキリ感じ取れるか ⭐⭐⭐⭐
聴いてて疲れないか(長く使い続けられるか) ⭐⭐⭐⭐⭐
音場(空間の表現はFPSゲームに適してるか) ⭐⭐
定位感(敵の位置/方向をしっかり把握できるか) ⭐⭐⭐
音から感じ取れる遠近感(足音の距離判別ができるか) ⭐⭐⭐
違和感のない音の認識(自然な感覚/意識で索敵ができるか)
装着感(万人の耳にフィットしそうな形状か) ⭐⭐⭐⭐⭐
充実した内容物(セット内容だけで完結可能か) ⭐⭐⭐
コストパフォーマンス ⭐⭐⭐

80点満点中/48点

さあ、いよいよ本題の音質評価です!Padsmith IEMがどんな音を聴かせてくれるのか、低音、中音、高音、それぞれじっくり見ていきましょう。

かなり辛口評価となってますが、理由は読み進めてください。

低音域

低音は、とにかくパワフルで存在感があります。体に響くような重低音を楽しめます。しっかりと沈み込み、ドラムのキック音はズドンと重みがあります。

特にゲームでは、爆発音の迫力が増すので、よりゲームの世界に没入できるでしょう。

低音が多い楽曲によっては、音が膨らんで聴こえることがあるかもしれません。でも、それがまた暖かみのあるサウンドとして楽しめる、という方もいるので、ここは好みが分かれるところですね。個人的に一番引っかかる部分でもありますが…

中音域

中音は、温かみがあり豊かで充実した響きが特徴です。

特にゲームだと、キャラクターのセリフなどが生き生きと感じられると思います。これもゲーマーさんにとっては嬉しいポイントではないでしょうか。

スカッとするような感じはなく、リラックスして聴くのに適した中音ですね。

高音域

高音は、よく伸びて空気感があるのに、決して耳に刺さるような刺激はありません。

優しくて心地よい高音です。これは、Padsmith IEMが採用している「マイクロプレーナードライバー」が、上手にチューニングされている証拠だと言えるでしょう。

長時間ゲームをしたり、音楽を聴いたりしても、高音が気になって疲れてしまう、なんてことは少ないはずです。ただ、人によっては、「粗さ」を感じることもあるかもしれません。小さな平面ドライバーって扱いが難しい印象を持ってます。

音場(空間表現)と定位(FPSゲーミング評価)

さて、FPSゲームで重要な部分になりますが正直なところ、あまり褒められる所がないように思います。

SNSでポストしてる通りなのですが、空間が狭く奥行きを感じづらいです。それに加えて低音が上に上がってくるので、他の音がマスクされがちになります。

遠近感を感じ取りたいバトロワ系のゲームや、背景がうるさいFPSゲームでは音の混在を感じがちになるのでは?と思っております。

それに伴い定位もイマイチになってしまうので、そもそもいつもの感覚で索敵をするのが難しいという状況が多かったです。使えなくはないのですが、わざわざ選ぶほどか?と…

低音を減らすためにリケーブルも試みましたが、あまりパッとせず、ケーブルはそのままで良いんじゃない?という評価に落ち着きました。ちなみに使用したのはfinalのソフトシルバーコートケーブルです。低音を浮かばないようにするのに選定しましたが、あんまり合ってるとは思いませんでした。

価格も1万円台後半と、ゲーミングなのであればそのまま購入して使いたいってのが本音でしょうか…ある程度目指すところが決まってるわけですからね。

ひと昔前のゲーミングイヤホンとは当然違います。ですが、今のイヤホンを追ってる私としては、物足りなさをどうしても感じてしまうようです。

ここが良い!ここが気になる!Padsmith IEMの正直な感想

さて、辛口評価で何とも言えない状態ですが…Padsmith IEMの良いところと、正直に「ここはちょっとな…」と感じる点、まとめていきましょうか。

Padsmith IEMの「良い点」

  • 長時間でも疲れない快適な着け心地: 本体がとても軽くて、耳にフィットするデザインなので、何時間も着けていてもほとんど疲れません。ゲームに熱中して時間を忘れても、耳が痛くなる心配は少ないでしょう。
  • 音楽鑑賞も楽しめる暖かく心地よいサウンド: ゲーミングIEMと聞くと、「音楽には向かないんじゃない?」と思うかもしれませんが、実はそんなこともないです。暖かみのある、聴き疲れしにくいサウンドなので、カジュアルに音楽を楽しむのには良いのではないでしょうか。
  • デザインが個性的でカッコいい!: 紫色のフェイスプレートに施されたユニークな模様は、所有欲を満たしてくれること間違いなし。

Padsmith IEMの「気になる点」

  • 低音が多い楽曲では、音が膨らむことも…: 先ほどもお話ししましたが、低音がかなり強調されているため、一部の楽曲やソースによっては、中低音が少し不明瞭に感じられることがあります。
  • 多人数が入り乱れるゲームでは音が混濁することも: 『Apex Legends』や『Valorant』のように、同時にたくさんの音が鳴るようなゲームでは、状況によっては音がごちゃ混ぜになってしまい、分離感がいまいちだと感じる場面があるかもしれません。特に、低音の「膨らみ」が、銃声やアビリティ音の聞き分けを難しくしてると思います。上に低音は跳ねさせるとダメなんですよね。
  • DAC/アンプとの相性がある: 基本的に安価なモノでは空間が広がらず、狭い空間の中で索敵をする羽目になります。Fiio K9 PROクラスでようやく奥行きが少し出たかなと思えるレベルには一応なりますが…

本当にこれがFPSゲーマー向けの製品なのか?(まとめ)

さて、Padsmith Gaming IEMいかがでしたでしょうか?

日本では品切れ状態が続いてたくらいに人気だったようですが、何が魅力的なのか私にはサッパリ分かりませんでした。前評判で耳に合わないって人の評価を何度か見ており、分析した結果…致命的な欠点が低音にあるように思います。

最近ゲーマー向けの製品が販売されつつありますが、PZT搭載のアレが気になってます。ただ、体質に合わず使えない気がして購入ならず状態です…

最後までお読みいただき、ありがとうございました!Padsmith IEMについて、もっと詳しく知りたいことや、他に気になるイヤホンがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!

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