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寒色、濃厚に進化した限定イヤホン【NiceHCK NX8Ti レビュー】

どーも!おたつです。いつも見ていただきありがとうございます。

今回は、ちょっとヤバいイヤホンの紹介になります!前作のNX8をベースに、世界でたった3,888個しか生産されないという、とんでもなくプレミアムな限定トライブリッドイヤホンです。

よく質問をいただくのですが、「音楽鑑賞用の高級イヤホンって、結局FPSでも使えるの?」という疑問。これに対する私なりの答えも、しっかりとお伝えしていこうかなと思います。

当記事の執筆にあたって、NICEHCKさんからサンプルをいただきました。
※私のブログやYouTubeチャンネルでは、音楽用のイヤホンをゲーミングイヤホンとして、FPSゲームで快適に使えるのか検証しております。

2026年5月現在:アリエクとNICEHCK公式サイトのみで取り扱いがございます

今回の限定モデルNX8Tiとは?

まずは価格と立ち位置についてですね。発売時の価格は399ドル(初売り時は359ドル)で、日本円にすると大体6万円弱といったところでしょうか。40ドルオフのストアコードも使えるみたいなので、気になっている方は上手く活用したいですね。ゲーマーから考えると高価な物になります。

スペックとしては、1DD+6BA+1PZTの合計8ドライバーを搭載したトライブリッド構成です。NICEHCKの上位モデルで使われるチタン合金のフェイスプレートも採用しています。細かい説明はしませんが、外見も中身も、超高級なパーツを詰め込みましたよっていう、メーカーが気合いを入れて作ったイヤホンです。

音の傾向としては、前作NX8の暖かみのあるサウンドから一変して、寒色寄りのチューニングになっています。高い解像度と分離感が持ち味とのことで、FPSゲーマー的にもかなり期待できるスペックですよね。

内容物チェック

限定のフラッグシップモデルなだけあって、箱を開けた時のワクワク感はヤバいです。内容物はガチで豪華ですね。ケースの付属はもちろん…

  • ケーブル:チタン製パーツを使った7N単結晶銅の極太ケーブルが付属します。しかも、3.5mmと4.4mmのプラグを付け替えられるモジュラー式!これは環境に合わせて使い分けできるので、めちゃくちゃありがたいです。
  • 交換用ノズル:「チタン合金製(シルバー)」と「真鍮金メッキ製(ゴールド)」の2種類が入っていて、物理的に音質を調整できます。
  • イヤーピース:標準の黒イヤピに加えて、定番のイヤーピースがドッサリ同梱されています。自分の耳や好みに合わせて、あれこれ試せるのは嬉しいポイントですよね。

ホント何もかも詰めて、とにかく豪華にアップグレードされたモデルだなと感じます。
開封体験としては最高だと思います。チタンを使ってるのも良いですよね。

NiceHCK NX8Ti 【評価】

ここからは、実際に私が聴き込んで感じた音の評価を、帯域別に語っていきます。
ゲームでの使いやすさはFPSゲーミング評価の方を参考にしてください。

2026年5月現在:アリエクとNICEHCK公式サイトのみで取り扱いがございます

低音域

音に厚みがあって、弾力を感じる低音ですね。ベース帯の存在感がしっかりとあって量感も十分なんですが、ボワボワした感じにはなりません。これで音楽を聴くと楽しいわなと思えるチューニングです。

厚みと弾力がありながらもタイトでキレはあり、余韻が残りすぎて邪魔になるという感じにはならず、安定した土台を作ってくれます。サブベースも深いところまで沈み込むんですが、丁度良いくらいの主張。

FPSにおいては「キレのある低音」は音を聞き分けるのに重要ですが、それだけ良くてもダメなのが難しいところですね。

中音域

ボーカルが一歩前に出てくるような配置になっていて、すごくクリアで見通しが良いです。響きがとにかく綺麗なんですよね。囁くような声の女性ボーカルが非常に心地良いです。

不自然に前に出すぎたり、逆に奥に引っ込んでしまったりすることもなく、自然な距離感で鳴らしてくれます。ただ、全体的に少し密度感があるので、窮屈に感じる方もいるかも。ゲーム中の味方とのVC(ボイスチャット)は、非常に聞き取りやすいですけどね。

高音域

解像度の高さが一番分かりやすく出るのが、この高音域です。音の粒立ちがハッキリしていて、すごく細やかな音まで拾ってくれます。スカッと系の高音ですが「刺さりにくさ」は意識されてる。

派手にキラキラさせて解像度をごまかすのではなく、落ち着いた響きと抜けの良さを両立させた、聴きやすさ重視のチューニングになっています。

長時間プレイするゲーマーにとっては、銃声やガラスの割れる音が耳に突き刺さらないので、疲労軽減という意味でメリットになりそうですね。

音場(空間表現)と定位(FPSゲーミング評価)

写真はZ1です。

今回も上流はFiio K9 PROとZ1を使用しました。NX8 Tiはパワーがないと音が散らかってダメかもしれません。正直、Z1ではあまり良い印象にはなりませんでした。K9 PROで使えばパワーで鳴らしきる感じで音がまとまるのですが、寒色寄りの濃厚さをパワーで制御するか、暖色よりにして低音を落ち着かせる上流じゃないとダメかもしれません。

上流の相性もありますが、勢いがすごい音なので、それが好きか嫌いかで評価が分かれてきそうです。

さて、ここからが本題。FPSゲーマーの皆様が一番気になっている「ゲームで勝てるイヤホンなのか?」という点についてです。実際にFPSゲームで試しましたが『使えなくはない』という結論です。

まず音場(空間の広さ)についてですが、広くはないですね。結構こじんまりしてる。
ただ分離はしっかりしてるので音が被って聴けなくなるって事は発生しないです。

低音の部分は厚みと弾力がある故、かなり浮かんでくるので、見通しはその分イマイチに感じます。音が混在して敵の足音がどこにあるのやら分からないって状態にはならないのですが、私が理想としてる聞こえ方とは異なります。音が濃すぎるんですよ。

敵の位置をイメージは出来るのですが、厚みと弾力がやっぱり必要ないです。もう少し落ち着いた音で索敵はしたいなと感じました。RPGゲームやアクションゲームは臨場感あって良いと思いますけど。

音楽鑑賞での評価が高いイヤホンだと思いますが、寒色系だとしても音楽を心地よく聴く要素が多めなので、FPSゲーム用として購入するのはやめた方が良いですね。
音楽用として買い、寒色系の迫力を重視した音が好きな方向けだと思います。

ピエゾ系は筐体がビリビリするので苦手なのは変わらずです…

NiceHCK NX8Ti【良い点/気になる点】

私が実際に使ってみて感じた、良いところと、正直イマイチだったところをまとめます。

良い点

  • 勢いの良い濃厚系なのに寒色タイプ
    あまりないタイプなのでは?と思います。
  • 圧倒的な情報量とクリアな高音
    高い解像度と分離感により、細かい音まで拾ってくれます。
  • 所有欲を満たす圧倒的なビルドクオリティ
    チタン筐体、贅沢な内部配線、高品質な付属ケーブルなど、限定フラッグシップにふさわしい作り込みです。

気になる点

  • ケーブルの取り回し
    付属のケーブルが太くて硬いため、取り回しは正直イマイチです。
    良いケーブルはどうしても太くなりがちですね。装着してると少し浮かんでくる。
  • 前作(NX8)の音を期待すると肩透かしを食らう
    NX8の「暖色系サウンド」を求めていると、今回のクリアで寒色寄りの音は「少し冷たすぎる」と感じるかもしれません。
  • 寒色系だが音楽専用
    クールな音が全てFPSゲームに使えるとは限らない。
    あくまでも音楽用途での購入を推奨します。

こんな人にオススメ(まとめ)

今回の限定モデルは「音楽鑑賞では美しいボーカルと心地よい低音を楽しみたい」寒色系好きな方におすすめできるイヤホンです。ゲーマーはアクションゲームやRPGってところでしょうか。

8ドライバーという多ドラ構成ならではの音の密度と濃さを持ちながらも、音が混ざりすぎない分離感は、リスニング用途で面白い体験になると思います。

ケーブルの取り回しには少しクセがありますが、2種類のノズルや豊富なイヤーピースを使って自分好みのサウンドを探求していく過程を楽しめる、デバイス沼の住人も納得の1台になるはずです。

気になった方は、ぜひ在庫があるうちにチェックしてみてください!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

2026年5月現在:アリエクとNICEHCK公式サイトのみで取り扱いがございます

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