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HIDIZS MK12 Turris レビュー:耳元に広がる、まるでライブ会場のような感動を!

今回ご紹介するのは、クラウドファンディングで販売予定となってる期待の製品、HIDIZS MK12 Turris(トゥリス)です!

当記事の執筆にあたって、HIDIZSさんからサンプルをいただきました。
※私のブログやYouTubeチャンネルでは、音楽用のイヤホンをゲーミングイヤホンとして、FPSゲームで快適に使えるのか検証しております。

世界初の技術を入れ込んだイヤホンらしく、HIDZSさんの製品と言えば安心して聴けるイメージなのでTurrisにも期待大ですね。

同社のMPシリーズみたいに巨大な筐体から聴ける音って感じでした!!

これが未来の音?MK12 Turrisのドライバーについて

まず最初に、MK12 Turrisの最大の特徴からお話しさせてください。

このイヤホン、なんと世界で初めて、91%純マグネシウムという特別な素材を使った「振動板」を搭載しているんです!

ドライバーの大きさは12mmです!

「振動板って何?」って思った方もいますよね。簡単に言うと、イヤホンの中で音を出すための、とっても大事なパーツのこと。例えるなら、ギターの弦みたいなものかな。弦が振動することで音が出るのと同じように、振動板が振動することで、私たちの耳に音が届くわけです。

で、このマグネシウムっていう素材が、とにかくすごいんです!軽いのに、とっても丈夫。だから、音を出すときに、余計なブレがほとんどないんです。そのおかげで、聞こえてくる音は、とってもクリア。このイヤホンでしか聴けない音になってます。

あくまでもイメージですが、聴くとマグネシウム系の音だなって思います。繊細で変なブレがないというか、不思議な音なんです。無駄に振動させてないというか。

気分に合わせて音が変えられるフィルター

MK12 Turrisのもう一つの魅力は、フィルター交換ですね。

チューニングフィルターは、簡単に言うと、イヤホンの音の「味付け」を変えるための小さな部品です。

  • シルバー(高域強化):高音がキラキラと輝くような音にしてくれます。シャリ感が多少目立つかも。
  • ローズゴールド(デフォルト):まさに「ちょうどいい」音。低音から高音まで、全部の音がバランスよく聴こえるので、どんなジャンルでも楽しめます。
  • レッド(低域強化):ズンズンと響くような低音が好きな方にオススメ!

自分の好みで使い分けられるので、デフォルトのフィルターも良いですが、気分で切り替えて使うのも楽しいと思います。一つで3回美味しいイヤホンとでも言っておきましょうか。

見た目の割りに良好な付け心地&軽い筐体

まず、見た目が正直何とも言えない所ありますが、クラゲをイメージしてるみたいです。最初見た時はポケモンのコクーンに見えましたが、徐々に見慣れはします。

素材は、CNC加工されたアルミニウム合金を使っており、見た目によらず結構軽いです。実際に使ってみて思ったんですけど、筐体は大きいけど悪くはないです。

「こんな形だと耳に合わないんじゃない?」って心配な方もいるかもしれませんね。私も最初は少し心配だったんですが、これが意外なほどピタッとフィットしてくれるんです。耳の形って人それぞれだから、もちろん全ての人に完璧!とは言えないかもしれませんが、多くの方に快適に使えるように工夫されているな、と感じました。

そして、正直な感想なんですけど、フェイスプレート(イヤホンの外側の部分)のデザインが、ちょっと独特なので、好みが分かれるかもしれません。「うーん、このデザインはちょっと…」って思う方もいるかもです。

毎度、HIDIZSさんの製品は筐体のデザインが奇抜ですよね。

内容物をサクッとチェック

付属品はイヤホンやケーブルを除いて、こんな感じです。

  • チューニングフィルター 3種類(シルバー、ローズゴールド、レッド)
  • イヤーチップ 9ペア(ボーカル、バランス、バス用がそれぞれ3サイズ)
  • 収納ポーチ

収納ケースはポーチタイプとなっており、このクラスのイヤホンだったら、もうちょっとしっかりしたハードケースがあっても良かったですね。ただ、音が重要なので、目を瞑っておきましょうか。

いよいよ本番!MK12 Turrisの音を徹底解剖!

同社のANEMONEイヤーピースを使って検証しました!
イヤホン性能評価表

HIDIZS MK12 Turris の性能を、主要な評価項目ごとに5段階(1:悪い – 5:非常に良い)で評価しました。 FPSゲームでの使いやすさがメイン評価になりますが、ぜひ参考にしてみてください。

音の印象: フラット傾向のナチュラル美音系
評価項目 HIDIZS MK12 Turris
解像度(どれだけ細かく表現できてるか) ⭐⭐⭐⭐⭐
低音 ⭐⭐⭐⭐
中音 ⭐⭐⭐⭐
高音 ⭐⭐⭐⭐⭐
分離感(音数が多くても聞き取れるか) ⭐⭐⭐⭐⭐
見通しの良さ(音の隙間に余裕があるか) ⭐⭐⭐
音の立ち上がりは良いか ⭐⭐⭐⭐
音の輪郭をハッキリ感じ取れるか) ⭐⭐⭐⭐
聴いてて疲れない音か ⭐⭐⭐⭐⭐
音場(空間表現はFPSゲームに適してるか) ⭐⭐⭐⭐
定位感(敵の位置/方向をしっかり把握できるか) ⭐⭐⭐⭐⭐
音から感じ取れる遠近感(足音の距離判別ができるか) ⭐⭐⭐⭐
現実に近い音の認識(自然な音、意識で索敵ができるか) ⭐⭐⭐⭐
装着感(万人の耳にフィットしそうな形状か) ⭐⭐
コストパフォーマンス ⭐⭐⭐⭐⭐

約3万円クラスの評価軸です

ここからが一番重要な、MK12 Turrisの音質ですね。結論から言うと、HIDIZSらしい良質なチューニングのイヤホンだと思います。

ホールみたいな空間を耳の中で楽しめます。エントリーグレードから乗り換えを考えてる方はグッと音質が良くなったと実感できるはずです。

①:低音域

まず、低音について。このMK12 Turrisの低音は、ただ単に「ズンズン」と鳴るだけではありません。しっかりと芯があって、それでいて、深みと広がりを感じさせてくれる安定感のある低音です。

例えば、ドラムのバスドラムの音。ドン!と鳴った瞬間の「重み」が、リアルに伝わってきます。残響も心地よく、まるで生の演奏を聴いているかのような臨場感に包まれます。結構濃厚に感じました。

身体に響くような迫力がありながらも、決してボーカルや他の楽器の邪魔をしない、絶妙なバランスなんです。低音が好きも満足できる音なのでは?と思います。

②:中音域

次に、中音域。

ボーカルの声が、生き生きとしてる!

歌手が息を吸い込む音、喉が震える微かな音、感情のこもった歌声の抑揚…それら全てが、驚くほどリアルに、そして鮮明に伝わってきます。まるで、歌手が目の前で歌ってくれているかのような感覚です。

アコースティックギターの弦の響き、ピアノの鍵盤を叩く音など、それぞれの楽器が持つ固有の「響き」が、とても豊かに表現されます。

ゴチャゴチャした音源でも、一つ一つの音が埋もれることなく、それぞれのパートがしっかりと主張してくれるんです。これは、まさに「分離が高い」という状態。例えるなら、たくさんの人が話しているガヤガヤした場所でも、あなたが話したい人の声だけをピンポイントで聞き取れるような感覚です。

③:高音域

そして、高音域。MK12 Turrisの高音は、透明感があって、どこまでもクリアなんです。一番のポイントに思います。

シンバルのシャープな響き、ハイハットの軽快な音、弦楽器の伸びやかな音色…それらが、キラキラと輝きながら、耳の奥へとスーッと溶け込んでいきます。マグネシウムドライバー特有の響き方があるように思います。

よくある、耳に刺さるような「シャリシャリ」とした高音とは全く違います。あくまで自然で、聴いていてとても心地良いです。

細かい音のディテールも、しっかりと再現してくれるので、これまで聴き逃していたような音のニュアンスまで、しっかりとキャッチできます。まるで、写真のピントが合ったかのように、全ての音がくっきりと浮かび上がってくる感覚です。

だからといって、高音が強調されすぎているわけではありません。全体のバランスを崩すことなく、音に広がりと奥行きを与えてくれる、そんな役割を担っています。

音場(空間表現)と定位 / ゲーミング評価

FPSゲームはもちろんの事、音楽を聴く上で、音質と同じくらい大切なのが、「音場」と「定位」です。

「音場って何?」って思う方もいますよね。簡単に言うと、音がどこから聴こえてくるか、空間の広がりを感じられるか、ということです。

使用機材「上流:制作中の試作機」「イヤーピース:HIDIZS SEA ANEMONE 」

現在制作中のゲーミングDAC/アンプ

MK12 Turrisは、音の広がりが超心地良いです!

頭の中に、コンサートホールが出現したかのような、そんな感覚に陥ります。音源によっては、目の前にステージがあって、ボーカルが真ん中で歌い、ギターが右から、ドラムが左から聴こえてくる、なんていう立体的な音の配置まで感じ取れるんですよ。ライブ音源とか面白いと思います。

奥行感よりも横へ心地よく広がりますが、FPSゲームでの使用感は良好。もう少し奥行感があって遠近感を出してくれても良いかもですが、APEXのような音がうるさいバトロワでも状況把握がしやすいと感じました。低音が結構深みあって濃厚なので、音の方向を追いやすいのですが、中にはちょっと濃すぎると感じる方もいるかもですね。

そして「定位」。これは、楽器やボーカル(ゲームなら敵の移動する音)が、音の空間の中で「どこにいるのか」を正確に感じ取れるか、ということです。

MK12 Turrisは、定位感も良好!

ドラムのハイハットが「この辺り」で鳴っている、ベースが「この位置」でリズムを刻んでいる、なんていうのが、しっかり分かります。それぞれの音がごちゃ混ぜになることなく、独立して聴こえてくるので、分離の高さも味方してくれてますね。

この価格帯で、音楽的な音の完成度はかなり高いように思います。万人に受ける音の心地良さのあるイヤホンでしょうか。正直、リスニングに好まれるタイプの音でFPSゲーミング向けの音には思えないのですが、空間表現/定位/分離の良さが味方して不思議なくらい敵の位置を索敵しやすかったです。

この価格では聴けなかった音で間違いはないが癖も強い

さて、ここまでMK12 Turrisの魅力をたっぷりとお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?最後に、このイヤホンを総合的に評価させていただきます!

正直に言って、200ドル以下の製品として破格の性能に感じます。

革新的なマグネシウム振動板が生み出す、クリアでパワフルなサウンド。最新の技術を詰め込んだ、未来からやってきた音が鳴るイヤホンだと感じました。

「でも、デメリットはないの?」って思いますよね。

私個人としては、フェイスプレートのデザインが、ちょっと独特なので、好みが分かれるかなと。そして、巨大な筐体という事もあり、つけ心地の部分で気になる可能性もありますし…もう少し万人に受け入れやすい見た目になれば良いのになと思う部分があります。

筐体の大きさはこの音を実現するのに必要だと思うので、仕方ない側面もありますね。

気になる価格と…どこで買えるの?

さて、これだけ素晴らしいイヤホンだと、「お値段はどれくらいなの?」って気になりますよね!

このHIDIZS MK12 Turris、メーカー希望小売価格は199.00米ドルとなっています。日本円だと、今(2025年6月)のレートでだいたい3万円ちょっとくらいですね。「うーん、やっぱりそれなりにするんだな…」と思った方もいるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください!

なんと、Kickstarter(キックスターター)というクラウドファンディングサイトで、スーパーアーリーバード特典という特別な価格で手に入れるチャンスがあります!

実は発売前でして、129ドルで手に入るチャンスがまだあります。

まとめ:上質なHIDIZSサウンドを体験したいならポチれ!

ここまでお疲れ様でした。
HIDIZS MK12 Turrisはいかがでしたでしょうか?

  • 癖のある形は気にしない!音質を求める!
  • 臨場感もあるけど、繊細さも味わいたい!
  • 自分好みの音にカスタマイズしてみたい!

そう思っているなら、ぜひこのHIDIZS MK12 Turrisを試してみてほしいです。

それでは、また次回お会いしましょう!

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