どーも!おたつです。いつも見ていただきありがとうございます。
FPS用のコントローラーはBIGBIG WON Blits2(TMR版)を愛用して早1年ほどですが、未だ快適に使えてます。MOJOHNという名前にメーカー名が変わって始めて紹介するかもしれませんが、Rainbowシリーズに最新作が登場しました。
今回紹介するのは「BIGBIG WON Rainbow 3」になります!
これ何がヤバいって、私の愛用してるBlits2に搭載されたTMRスティックの上位互換と言われる「MOJOHN静電容量式スティック」を搭載してきたんですよ。どう違うのかは分かりませんが、最新技術を惜しみなく入れていくメーカーなので期待してます。
当記事の執筆にあたって、MOJOHNさんからサンプルをいただきました。
開封と第一印象

開封して使ってみると…まず目につくのは、やっぱりこのフロントシェル。Rainbowというコンセプトなので文句言うのも違うかもですが、ちょっと質感が何とも言えない。電源入れるとピカピカ光りまくります。
正直、光りモノがあまり好きじゃない人にとっては「ちょっとデザインが…」ってなるかなと思います。私は速攻でオフにしようか迷いましたが、めんどくさがりなのでそのままです。
でも、大事なのはそこじゃなく、実際に握ってみた感じ…これ、かなり持ちやすい。XBOX配置に慣れてる人はしっくりくるでしょうね。本体サイズが全体的に小ぶりな感じで、持った感じは良いです。背面もしっかりラバー加工されていて、グリップ感も良好。
そしてボタン類。 ABXYボタンは、カチカチッとした感触のマウスクリックタイプに進化してますね。Rainbow 2 Proを持ってた方なら分かると思うんですが、あっちのボタンも良かったけど、これはストローク(押し込み)が短くなって、FPSゲームでは使いやすそうですね。
追加ボタンも優秀で、背面に2つ、そしてL/Rボタンの内側に2つ搭載されてます。 特にこの上部の追加ボタンが、人差し指をスライドさせるだけで自然に押せる位置にあって、すごくアクセスしやすい方が多いと思います。Blitz2は少し離れてましたから。
トリガーはデュアルトリガーで、トリガーストップも完備。Rainbow 2 Proから乗り換えた人は、このトリガーストップの改善だけでも感動するかもしれません。カチカチなるのが良いですよ。
静電容量スティックと「ステップ精度16」について

さて、外観はこのくらいにして、本題のスティック性能ですよね。
今回搭載された「MOJOHN静電容量式スティック」 ですが、TMR(磁気)方式とも違うアプローチで、物理的な接触をなくしてドリフトを撲滅した、次世代のスティックって感じです。
このスティック、触ってみた感触は適度な重さがあって、やや段階的な感じ。操作感で言えばRB2のAlplsスティックを少し柔らかくして滑らかにした印象。インナー部分が固めで、中間の部分から倒しきるまでが柔らかくなるイメージですね。
そしてこのコントローラーの売りが「ステップ精度16」です。
「ステップ精度って何?」って話なんですが、簡単に言うと「スティックの操作をどれだけ細かく認識できるか」っていう数値です。 PS5やXboxの純正コントローラーが「256」くらいと言われてるので、「16」っていうのがどれだけ異常な細かさか、分かりますよね。数字が小さい方が細かく動かせるという意味になるようです。
最初はすごい細かく動くなとは思いましたが、Blitz2とスティックの味付けが異なるので何とも言えない感覚。カーブの仕方がそもそも違うのだと思いますが、Blitz2は中間地点からもじっくり調整できるのに対して、こちらは中間地点の反応が鈍く、急激に最高速度に達するイメージです。
FPSで実戦レビュー (ステップ精度16)

今回はいつも通りAPEXとBF6をプレイしました。APEXは特に設定必要ないのですが、BF6はデッドゾーンをマイナスしないとリニアな操作感にはならないです。
で、実際に使うとどうなるかというと。
たしかに「エイム精度」は高い。今まで以上に細かく動かせる。
本当に指先のミリ単位の動きを、そのままゲーム内の視点移動に反映してくれる感じもある。
純正コントローラーだとやりづらい細かいエイム調整が、このRainbow 3だと滑らかにできますね。 「今ちょっとズレたな」と思って指先に力を入れても思った通りにピタッと修正してくれる。
感覚的には「コントローラーの操作感で、キーマウの精密さを手に入れた」という表現が一番近いかなと。 初弾を当てた後の追従性、リコイルの修正力が本当に高いです。
デフォルト状態は素早く狙いたい方向けのスティックチューニングだと思ってて、スティックを倒した際の立ち上がりの反応から、倒し切った時の反応までが早いです。TMRスティックに違和感のあった人は純粋なアップグレードと思えるはずです。
TMRスティックはしっかり狙える半面、立ち上がりが滑らかなので、そこが気になる人も少なからずいました。それを克服したモデルに感じます。私はTMRのしっかり狙えるスティックチューニングを好む人なんですが…
ソフトウェア機能はステップ精度16以外いじっていないので、自分好みの設定を見つける事ができれば化けそうですね。BLITZ2の持った感じに慣れちゃって箱コンの形状が最近ダメです…
性能アップは感じるがデザインが劣化した

さて、気になる部分もハッキリ伝えておきますが、特にデザインの部分を褒めるのが難しいですね。RB2PROのままで良かったのでは?と思います。レインボーというコンセプトだから光らせるのは構わないのですが、光ってない時の見た目もちょっとイマイチすぎないかなと。
スケルトンでもこの濁ったスケルトンは…
もう少し透明度を上げて、内部が見えるような白ならこうはならなかったと思います。
箱開けて「なんじゃこりゃ」ってなりましたからね…
まあ、逆にそれくらいしか気になる部分はないですし、純粋な性能アップグレードになってるので新製品としての期待は十分にクリアできてると思います。スティックの味付けは自分好みではないですけどね。それは個人差がありますから。
BIGBIG WON Rainbow 3【良い点/気になる点】

良い点
- 静電容量式スティックによる、理論上ドリフトフリーの安心感。
- 「ステップ精度16」が可能にする、キーマウ並みの超精密なエイム。
- カチカチ系のマイクロスイッチボタンと、改善されたトリガーストップ。
気になる点
- 正面のシェルがダサい。
- 他の中華コンより割高に感じる可能性。
BIGBIG WON Rainbow 3はこんな人にオススメ

こんな人にオススメ
- コントローラーのドリフトにうんざりしている人
- 追いエイム、リコイル制御を極めたい人
- リニア感度のような繊細な操作に憧れている人
- RB2PROからトリガーの改善を求めて乗り換えたい人
純正コントローラーのエイムに限界を感じている人には、ぜひ一度試してみてほしい製品ですね。少しでもデバイスでライバルより有利になりましょう!
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。







