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独自開発の振動版に感動【Kiwi Ears ETUDE レビュー】

どーも!おたつです。いつも見ていただきありがとうございます。

今回紹介していくのはKiwi Ears ETUDEになります!ちょっと特別なイヤホンでして…

音楽を聴くって、耳で音を感じるものですよね?もし、体でも音楽を感じられるイヤホンがあったらどうでしょう?「え、そんなことあるの?」って思いますよね。

実は、そんなワクワクする体験をさせてくれるイヤホンがありまして…それが今回ご紹介するKiwi Ears ETUDE(キウィイヤーズ エチュード)!このETUDE、ただのイヤホンじゃなく、没入感を味わわせてくれる秘密兵器だと思ってください。

ぜひ最後まで見ていただけますと幸いです。

当記事の執筆にあたって、Linsoulさんからサンプルをいただきました。
※私のブログやYouTubeチャンネルでは、音楽用のイヤホンをゲーミングイヤホンとして、FPSゲームで快適に使えるのか検証しております。

Vibration Transducerが載せられたイヤホンはいくつか使ってきましたが、その中でもレベルが高く、やっとオススメできる製品が出てきたなと思いましたね。

「聴く」から「感じる」へ!ETUDEが届ける新次元の音楽体験

最初にETUDEの価格を聞いて、「この構成でこの価格?」と思いました。ベリリウム振動版が載ってたり、BAも三種類と本格的なドライバーが載ってます。お値段、だいたい18,000円くらい(海外では119ドル)なんですけど、これからお話しする特別な機能と音質を考えると、よく頑張ったなという印象です。

「でも、何がそんなに特別なの?」って思いますよね。ETUDEの最大の特徴は、KVT(Kiwi Vibration Transducer)という、Kiwi Earsが独自に開発したすごい技術が搭載されていることなんです。

KVTって何?揺れる音楽体験の正体!

KVTは、簡単に言うと「音を振動に変えて体に伝える」技術です。従来の骨伝導とはちょっと違って、イヤホン本体がブルブルと震えることで、低音の「ズン!」とか「ドゥーン!」という響きを、耳だけじゃなく、耳の周りや頬、時には頭全体で感じさせてくれるんです。

どちらかというと身体の表面が揺れて音を楽しむ技術なので、骨が振動すると不調になる人でも楽しめるタイプだと思っております。

私も初めて体験した時はこれは面白い!ってなりましたね。特にEDMやロック、ヒップホップなど、低音がガンガン響くジャンルの曲を聴くと、独特の臨場感を味わえるんですよ。

これはもう、単に音を聴くというよりは、音楽に「没入する」という表現がぴったり。私も最初は「ちょっとしたおまけ機能かな?」なんて思ってたんですが、これが想像以上に音楽体験を豊かにしてくれるんですから驚きです。

内容物をチェック

さあ、いよいよ箱を開けてETUDEとのご対面です。どんなものが入っているんでしょう?

箱を開けると、まず目に飛び込んでくるのは、ETUDE本体の美しさです。半透明のレジンでできたシェル(イヤホンの本体部分)は、まるで宝石みたいにキラキラしていて、見る角度によって表情が変わるのが楽しいです。

本体以外には、持ち運びに便利なジッパーケースと、耳の形に合わせて選べる3種類のシリコンイヤーチップが付属しています。イヤーチップは、耳とイヤホンをしっかり密着させて、KVTの効果を最大限に引き出すためにとっても重要なので、自分にぴったりのサイズを見つけるのがおすすめです。

付属のケーブルは、もう少し高級感があると嬉しいな、というのが個人的な感想です。でも、もし物足りなく感じても、ケーブルは取り換えられるタイプなので、将来的に自分好みのものにアップグレードする楽しみもありますよ!

Kiwi Ears ETUDE 評価

イヤホン性能評価表

Kiwi Ears ETUDE の性能を、主要な評価項目ごとに5段階(1:悪い – 5:非常に良い)で評価しました。 FPSゲームでの使いやすさがメイン評価になりますが、ぜひ参考にしてみてください。

音の印象: 低音には迫力を、高音は寒色寄りでスッキリ聴けるタイプだが、中音に心地良さも残るU字カーブでバランスのとれた音
評価項目 Kiwi Ears ETUDE
解像度(どれだけ細かく表現できてるか) ⭐⭐⭐⭐
低音 ⭐⭐⭐
中音 ⭐⭐⭐⭐
高音 ⭐⭐⭐⭐⭐
分離感(音数が多くても聞き取れるか) ⭐⭐⭐⭐
見通しの良さ(音の隙間に余裕があるか) ⭐⭐⭐
音の立ち上がり/抜けはFPSゲームに適切か ⭐⭐⭐
音の輪郭をハッキリ感じ取れるか ⭐⭐⭐⭐
聴いてて疲れないか(長く使い続けられるか) ⭐⭐⭐⭐
音場(空間の表現はFPSゲームに適してるか) ⭐⭐⭐
定位感(敵の位置/方向をしっかり把握できるか) ⭐⭐⭐⭐⭐
音から感じ取れる遠近感(足音の距離判別ができるか) ⭐⭐⭐⭐
違和感のない音の認識(自然な感覚/意識で索敵ができるか) ⭐⭐⭐
装着感(万人の耳にフィットしそうな形状か) ⭐⭐
充実した内容物(セット内容だけで完結可能か) ⭐⭐⭐
コストパフォーマンス ⭐⭐⭐⭐

80点満点中 / 58点

いよいよ本題の音質についてです。ETUDEは、KVTという特別な技術を持っているからこそ、一般的なイヤホンとは一味違うサウンドを体験させてくれます。これが吉と出るか…それは人によりますね。

低音域

ETUDEの低音は、KVTとの相乗効果もあって、本当に「体で感じる」低音なんです。ただ単に音が大きいだけじゃなくて、ベースラインが体に響いてくるような、まるでライブ会場でスピーカーの前に立っているかのような感覚を味わえます。

低音はしっかり強調されているんですけど、決してやりすぎじゃなくて、クリアさもちゃんと保たれています。他の音を邪魔したりすることなく、一つ一つの音がくっきりと聞こえるんです。

特にベースの「うねり」が、本当に心地よく体に響いてきて、音楽にグッと引き込まれる感覚になります。「あぁ、この曲ってこんなに迫力あったんだ!」って、今まで聴いていた曲でも新しい発見があるかもしれませんよ。

中音域

ETUDEの中音は、全体的にスムーズで自然な響きが特徴です。ボーカルはとってもクリアで、特に男性ボーカルは、厚みがあって力強さを感じさせます。息遣いや、声に込められた感情まで伝わってくるようで、これは臨場感あって面白いなと思いました。

楽器の音も、一つ一つがとても細やかに表現されていて、ギターの弦を弾く音や、ピアノの音まで、リアルに聴こえてきます。分離もしっかりしてる印象です。

ただ、KVTの特性上、低音が強調される曲や、静かなパートでは、ボーカルに独特の「響き」が加わることがあります。これが、一部の人には「ちょっと金属的な響きに感じるかな?」「空洞感がある?」なんて感じる方もいらっしゃるかもしれません。私も最初は「ん?」って思いましたが、慣れてくるとそれはそれで、音楽に個性的な深みを与えてくれるように感じました。

人の声にKVTドライバーの振動が乗ってるのが目立つとそれが違和感につながるかもしれません。ライブ音源とか聴くとそれはそれで面白いんですけどね。

高音域

高音域は、明るくて伸びやかな印象です。シンバルのシャープな響きや、ハイハットの細かいリズムがしっかりと聞こえるのに、耳に刺さるような刺激が少ないのが嬉しいポイントです。

「高音がシャリシャリするのはちょっと苦手…」という方もいらっしゃるかもしれませんが、ETUDEの高音は、長時間聴いていても聴き疲れしにくいようにチューニングされていると感じました。十分な空気感とディテールが感じられるので、音楽全体のバランスを保ちながら、細やかな音の情報をしっかりと届けてくれます。

この自然でクリアな高音はとても気に入っています。繊細な音も美しく再現してくれるので、音楽の表現力がさらに豊かに感じられますよ。

音場(空間表現)と定位(FPSゲーミング評価)

上流は試作機とFiio K9 PROを使いました

さて、ここからFPSゲームで重要な要素をメインにゲーミング評価をしていきますが、結論このイヤホンはアクションゲームみたいな臨場感を楽しむモノの方が向いてると思います。FPSゲームでも使えなくはないのですけどね。

空間や定位についてそれぞれ評価しますが、音の広がりが素晴らしく、音が左右だけでなく、奥行きや高さまで感じられます。

特にKVTが、この音場の立体感と没入感をグッと高めてくれる印象です。低音が体で感じられることで、まるで音に包み込まれるような感覚になります。アクションゲームやRPGでこのイヤホンを使えばどうなるか?何となく想像はつくと思います。

この広々とした音場のおかげで、生々しさはもちろんの事、ダイナミックに感じられます。例えば、ライブ音源を聞けば会場の雰囲気まで伝わってくるので、1本このタイプを持ってて良かったかも?と思えるはずです。

定位も優れており、音の方向を定める際に困る事はなかったです。ETUDEは、ごちゃつくような音源でも、一つ一つの音が綺麗に聞こえるので、音が混ざって心地悪いって事もないです。解像度と分離がしっかりしてるからこそですね。

この2点が揃ってるのでFPSゲームで使えない事はないのですが、低音が振動ドライバーに乗っかって上へ浮かぶ感覚から、見通しがいまいちになります。中音に少し振動が乗るのも影響してるような気もします。

広がりがあって、臨場感が心地よく楽しくもあるのですが、音の浮かぶ部分がどうしても気になります。分離はしっかりしており、一音一音聴きとれるんですけどね。完璧とは言えないのでこんな評価になってます。

ETUDEの「ここがすごい!」と「ちょっと気になる…」

さて、ここまで色々と話してきましたが、ETUDEを実際に使ってみて感じた「良い点」と、正直に「気になる点」をポイントで伝えていきます。

ETUDEのここがすごい!

  • 唯一無二の「触れる」音楽体験! やっぱりこれに尽きますよね。KVTによる振動は、ただのギミックではなく、本当に音楽への没入感をグッと高めてくれます。特に低音へ包み込まれるような感覚を体験したい方には、ぜひ一度聴いてほしいです。
  • 価格以上の圧倒的コスパ! この価格で、これだけ特殊な技術が搭載されていて、しかも音質のバランスも取れてる。ある意味コスパ良いと言えるでしょう。
  • 広々とした音場とクリアな分離感! まるで広大な空間で音楽を聴いているような感覚は、本当に感動的です。一つ一つの音がくっきりと聞こえるので、音楽の細かなディテールまで楽しめます。
  • 聴き疲れしにくい音作り! 高音が刺さらず、全体的にバランスの取れた音作りなので、長時間音楽を聴いていても耳が疲れません。リラックスタイムなど、色々なシーンで活躍してくれると思います。

ETUDEのちょっと気になる点

  • 筐体サイズが大きめかも? KVTという振動ユニットが搭載されていることもあって、ETUDEの本体は一般的なイヤホンよりも少し大きめで厚みがあります。そのため、耳の小さい方だと、もしかしたらフィット感が合わないと感じるかもしれません。私も最初は「ちょっと大きいかな?」と思いましたが、軽さもあるので、慣れてしまえば長時間でも快適に使えました。でも、これは実際に試してみないと分からない部分かもしれませんね。
  • ケーブルはもう少し頑張ってほしかった… これは個人的な意見ですが、付属のケーブルは、値段を考えると「まあこんなものかな」というレベルです。もう少し高級感があると、全体的な満足度がさらに上がったかな、と思います。でも、リケーブルができるので、気に入らなければ好みのケーブルに変えることも可能です。最近のKiwiears製品は改善されつつあるので期待してます。
  • 特定のコンテンツではKVTが邪魔に感じることも… これはKVTの特性上仕方ないことなのですが、会話主体のコンテンツ、例えばポッドキャストや映画のセリフ、電話などでは、KVTの振動が不自然に感じられることがあります。「人の声までブルブルするの?」ってちょっと違和感があるかもしれません。ゲームでもそれは同様に感じるのですが、RPGやアクションゲームであれば、慣れれば独特の雰囲気が出て、逆に良いと思えるかもですね。

ETUDEはこんな人におすすめ!(まとめ)

さて、ここまでETUDEの魅力や気になる点をお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?

Kiwi Ears ETUDEは、間違いなく唯一無二の音楽体験を提供してくれるイヤホンです。ただ音を聴くだけでなく、音の振動を体で感じるという、新しい次元の没入感を味わわせてくれます。

「最高の音質を求める!」というよりは、「音で遊びたい!」「音楽に圧倒されたい!」「今までとは違う新しい音楽体験をしてみたい!」という方に、ETUDEはおすすめしたいイヤホンです。

今まで使ってきた振動搭載イヤホンがあんまりだったもので、Kiwiears の技術力の高さを改めて感じましたね。

音楽であれば、低音が重要なジャンルが好きな方はドハマりするかもしれませんね。

正直、万人受けするタイプのイヤホンではないかもしれません。筐体の大きさや、KVTの特性による好みの分かれる点もあります。でも、もしあなたが「何か面白いイヤホンないかな?」「今まで体験したことのない音楽の楽しみ方をしてみたい!」と考えているなら、Kiwi Ears ETUDEは、素晴らしい選択肢になると思います。

あなたも、この「聴く」から「感じる」へ変わる音楽体験、ぜひ一度試してみませんか?きっと、音楽がもっと好きになりますよ!

今回も最後まで見ていただきありがとうございました!

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